モアレトポグラフィーで身体のゆがみを検査します

モアレトポグラフィーは、等高線により身体を三次元表示する事で、体の歪みを視覚的に捕らえることができます。

脊椎の歪みや骨盤の歪みが気になる方にお勧めの検査です。

従来の視診法や単なる写真撮影に比べ、ねじれ等を伴う姿勢を立体的に把握・記録することができます。また、X線撮影と違い、放射線を使わないので、まったく危険性のない検査です。

モアレポトグラフィーのメリット

X線撮影と異なり何回使用しても全く危険性がないため、児童の側彎の観察や、筋肉や骨格の歪にもとづく、さまざまな身体のアンバランスの観察記録装置としてスポーツ、医学、歯学、整体、整骨、東洋医学など各方面で広く採用されています。

モアレトポグラフィーは、痛みの原因(身体のゆがみなど)の測定装置として、ご自身の症状の改善・経過を目の当たりにご覧になって頂く事が可能です。

正常な方の場合
歪んでいる方の場合

上記のお写真の様に、正常な方の場合は体のゆがみがないので背骨がまっすぐの人は左右の等高線が左右対称になります。

しかし、体にゆがみがある方の場合は脊椎の歪みや骨盤の歪みなどによって等高線が左右対称になりません。

症例紹介

の痛み

  • 寝違い
  • 肩凝り
  • 首の疲れ
  • 頭重感
  • 片頭痛
  • 目の疲れ
  • 等々

頭は5kg程の重さがあると言われています。

その頭の位置が前方に傾いてしまうと、首にはその2~3倍の重さがかかってきます。

その結果、首から肩・背中にかけての筋肉に負荷がかかり過ぎると緊張を起こし、いわゆる「肩凝り」という状態になります。

この凝った状態を放っておくと血行不良になり、片頭痛やめまい・耳鳴りの原因になります。

「肩凝りは万病の元」と言われています。

放置しておかずに一度自分の姿勢を見てみてはいかがでしょうか!

5歳 女児

起床時から首を動かせない程の痛みがあり来院。

モアレ写真により検査をしたところ、「頭部の左傾」

「上半身の左捻れ」「骨盤が右下がりに傾斜」があることを確認。

さらに視力を調べたら、右0.8 左0.6 両目0.8であった。

普段の生活面での姿勢や習慣を見直しながら3週間続けて治療したのち再びモアレ写真を撮った結果、左右のバランスが整い、視力も右0.8→1.5 左0.6→1.0 両目0.8→1.5に回復、治癒となる。

注意点
テレビを見る場所(向き)、食事の時の場所(場所のローテーションを推奨)、横座り厳禁等々
施術前
施術後

腕・肩の痛み

  • 肩凝り
  • 腕のダルさ
  • 腕のシビレ
  • 腕の冷え
  • 五十肩

腕の運動には、肩の関節だけではなく肩甲骨も大きく関係しています。

それにより、猫背の姿勢から肩甲骨の動きが悪くなると、肩関節の動きに制限がかかり、その結果血行不良から「手の冷え」や「五十肩」等の症状の原因となります。

10代男性 学生

症状

何も変わったことはしてないのに、だんだん右の背中から右腕にかけて重苦しさとダルさが取れず夜も眠れない程になってきた。

モアレ検査結果・・・肩甲骨部分の模様に歪みあり、体を左に捻じる癖あり

指導内容

勉強中の姿勢改善、簡単に出来る「ながら体操」の指導、生活習慣等の見直し、立ち方(片足重心にならないように)、座り方(両方のお尻で座る)

結果

3週間の治療により「左右の模様が整い」症状改善。

「ながら体操」内容・・・毎授業後「背伸び」「背中を反らす」「身体を捻る」のどれか一つをする

施術前
施術後

背中の痛み

  • 背中の重っ苦しさ
  • 肋間神経痛
  • 背中の凝り
  • 喘息
  • 背中の痛み(肉離れ)
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍

肩凝りと共に症状が出てくるのが背中の痛みや苦しさ、腕にかけてのダルさやシビレ感です。

これも頭の位置によって影響を受けやすく、猫背の状態になることから始まります。

正しい姿勢の場合は、右の写真のように左右の模様の出方が対照的に表されます。

皆さんの模様はどのように出てくるでしょうか?

一度撮ってみる価値はありです!

40代男性 デスクワーク

症状

肩凝り、背中が重苦しい、息苦しい、時々胸が苦しくなる、指先の冷え等あり

モアレ検査結果・・・心臓(胸)の後ろが極端に猫背になっていた。

指導内容

仕事時の姿勢の改善、簡単に出来る「ながら体操」の指導、生活習慣等の見直し

結果

4週間の治療により「左右の模様が整い」症状改善。

「ながら体操」内容・・・1時間に一度背伸びや膝の屈伸をする、トイレに立った時には身体を大きく捻ったり反らしたり、ちょっとした体操をする

施術前
施術後

の痛み

  • 腰の重っ苦しさ
  • ギックリ腰
  • 腰のダルさ
  • 椎間板ヘルニア
  • 足のむくみや冷え
  • 坐骨神経痛

現在、最も発生率の高い症状の一つが腰痛です。

当院でも小学校中学年から高齢の方まで幅広い患者様が来院されています。

腰痛の原因は、一般的には年齢や職業病・運動不足等と言われますが、その前に日常生活の中での姿勢のバランスがとれているかどうかが最も重要なポイントとなります。

この写真を撮ってみると、日常生活の中での癖が見えてきます。

そこの改善が一番の治療となり、最も難しい部分です。

腰痛は治ります!諦めずにまず自分の癖を探してみませんか!

50代男性 事務職

デスクワークが多く、常に背もたれに寄りかかる姿勢をしていた。

それにより背筋がすっかり伸び切った状態になり腰痛が悪化していた。

30代男性 営業職

車の運転が多く、腰が痛い為常にひじ掛けに頼るような運転姿勢になっていた。

それにより身体がすっかり左に傾いてしまっていた。

10代男性 学生

徐々に腰痛が悪化し、授業中座っているのもキツくなってきた。

勉強時、常に頬づえを着いた姿勢をしていた。その為に体が左に傾いてしまっていた。